編み物コラム『あちこち編み物』2023年12月【前編】

このコラムは

  • 40代♀
  • ASD/ADHD
  • 編み物歴長い割に初心者

という私、橋本陽子が編み物を色んなところでしたり
「どんな糸でどう編もう?」と迷いまくるかんじの内容です。

※2023年12月〜2024年2月にプロ奢ラレヤーさん主宰の
読書サークル「三つ星スラム」内での連載企画によって生まれたものです。
(編集部に転載の許可は得ています)

12月1日

今日は三ノ宮まで、ぼちぼち着手したいベストとニット帽用糸を物色しに行く。

↓編むやつは一応これ

色んな色のリブ編みの帽子がいくつも床に置かれています。
毛糸ピエロ「2玉で編めるリブ編みのニット帽子」より引用
手作りタウンに掲載されているアラン模様のスクエアベストの写真です。白いシャツの上にブルーのベストをちゃうようしている女性の半身写真です。
手作りタウン〈レシピ〉アラン模様のスクエアベスト[L・LL]より

いつもはユザワヤで糸を選び、割引券つかって
最大4割引でまとめ買いする方式。

今回は、ヨーロッパの輸入糸中心のオサレ店を偵察予定。
いつもと違う個人店だし、オサレなお店だしで何か緊張。ソワソワ。

教室の先生にオススメされてから気になってたんだよなぁ。

ヨーロッパ毛糸専門のオサレな店に行った。

神戸の毛糸屋さんの内装写真です。ヨーロッパからの輸入毛糸がたくさんあり、天井までの背の高い棚に毛糸がたくさん陳列されていました。

毛糸屋さんで購入した毛糸の写真。チャコールの太い糸にツイードで白や赤い色がポツポツ入っています。

お客さん他にいなくて店員さんと1対1。色々緊張した。

緊張しすぎて、お財布の中身空っぽだったの忘れてた。

「ちょっと電話しに出ます」と言って、冷や汗かきつつお店を出てコンビニへ。

でも結果的にそれがよかった。
頭が冷えて緊張がマシになったから。

お店に戻ったあとすぐ、お気に入りの糸が見つかった。

初の店で緊張したけど、海外の毛糸は上質感美しさがすばらしい。
行ってよかった…

12月2日

昨日の毛糸店で、店員さんが何回も
「やっと本格的に寒くなりましたね。楽しみです!」と言ってたのを思い出した。

ヨーロッパ糸好きな人って、年中冬の毛糸を編んでる人が多い気がする。

編み物教室の先生も、そこの生徒さんもそうだった。

真夏は編みかけのセーターを膝に乗っけて編むのが暑い!と笑ってた。

それくらい、ヨーロッパ糸には魅力があるんだろう。美しいもんな。

私は…冬は冬の毛糸で暖かい色のものを編み、
夏は麻やコットンなど夏糸で涼しい色のものが編みたい。
そうやって季節を感じたい。

色々なことをするのも合ってるし。

12月4日

「どんな状況ならフローなかんじで、早く編めるかな?」 

最近、ペースが落ちてきてるのはちょっとした悩みだった。

うちにいるほうが、時間もあってたくさん編み進むかというと、
違うんだな〜…誘惑が多くて、かえってダラダラしてしまう。

今日は風もない小春日和。
編み針と糸を持って、近くの海に出かけた。

夕方の淡路島と明石海峡大橋の写真です。明石海峡大橋に夕日がかかっています。

1時間だけ、と決めて編む。
ときどき、散歩している人たちのおしゃべりと足音が通りすぎる。

ちょうどいいノイズ。
それに、目の前は海で何もさえぎるものがない。

一定のリズムで手を動かすうちに、心もだんだんと広がっていくみたい。

進む進む。

家で編むよりたくさん編めて、帰宅したあとも、
しばらく集中力が続いた。

外で編むの、いい!

開放的に生き生き編めるかんじ。
これから、いろいろな場所で試してみよう。

公園のベンチに編みかけのモチーフを置いています。オレンジ色の陽が傾いて影を作っています。

12月8日

オリジナルの毛糸って、実は簡単に作れる。

それが「引きそろえ」といって、違う糸を複数組み合わせて編む方法。
無限にいろんな糸を作り出せる。

例えば、以前採用したこのペア。

左にピンクや紫などの段染め糸と黄色の毛糸、右に二つの糸を引き揃えて編んだ編み地の画像を配置しています。

両者がなじんで全く新しいひとつの糸に。大成功だった。

今回は、グレー×蛍光ピンクの組み合わせを2パターン試した。

チャコールの毛糸とフューシャの組み合わせを2パターン写してあります。

グレーはラフな感じの太い糸。

そこにオレンジっぽい蛍光ピンク(右)と、
青みがかった蛍光ピンク(左)を。

さて、どっちが合うか。

2パターンの組み合わせで編んでみた編み地を並べて、比較している写真です。

う〜ん…どっちも思ったより面白くならなかった。

でも、同じグレーの糸なのに、左のほうが青っぽく見える。

色合わせのいい勉強になった。

編んでみて初めて分かるのも、編み物の面白いところ。

編んでる最中の「どうなるかな?」ってウキウキするかんじ、
何にも代えがたいんだよなぁ。

12月11日

最終盤で間違え、糸も絡まったまま放置してたセーター。

段染め糸と黄色の糸のセーターの編みかけの写真です。首元まで編み上がってきています。

完成させたい。

間違える前の段階までほどく。
絡まった糸も、ひとつひとつほぐす。
絶対に引っ張らないようにゆっくりゆっくり。

丁寧にほどいていくと、だんだんとセーター本体も毛糸玉もきれいに元通りに。

はぁ〜よかった…ホッとする一瞬。

気長に慌てずにひとつひとつやれば、間違えてもやり直しがきく。

それが編み物のいいところ。

↓2023年12月後編に続く↓
編み物コラム『あちこち編み物』2023年12月【後編】