創作活動は、表現したいもののイメージに関係あるものに沢山触れるべし

いやーなんかやっぱり、創作活動の話は楽しいです。
話す前から楽しさを感じます。

それはなぜかというと。
間違いなく、私の感性が自由に解放されていく瞬間だからなのでしょう。

今回のテーマは、創作活動するときに表現したいイメージどおりのものをつくるヒントです。

創作活動は、表現したいもののイメージに関係あるものに沢山触れるべし

創作活動するとき、表現したいもののイメージってあると思います。

それに関係あるものを、普段から意識してたくさん観たり、触れたりするのが一番大事だと思っています。

例えば、私は花が好きです。
自分も花みたいでいたい。

「花みたいでいたい」のですから、めちゃくちゃ花を観に行きます。

それぞれの花で、それを観にくる人の空気感が違うんですよ。

そういうものも全部込みで鑑賞しにいくんです。

花というものを色々な角度から味わい、知るってことをやっていますね。

延々と。飽きもせずに。

花になりたい私の「花鑑賞」

梅は春の兆しを喜ぶ心。
早く本格的な春を望む気持ち。

メジロのかわいらしさと、鮮やかな羽根の緑。
梅の花や青空とのコントラスト。

伏している牛の銅像の後ろに青空とピンクの梅の花が写っている写真です。綱敷天満宮にて撮影。

桜は「しづ心なく」。ちょっと刹那的。
でもその、一斉に咲いてぱっと散る潔さがまた美しいんです。

桜の向こうに太陽が透けるように写した写真。雲ひとつない青空に桜の花吹雪が舞っています

そして蓮。

藤原宮跡で撮影した蓮の池の写真です。広大な広さの向こうには大和三山が写っています。

この写真は、奈良の藤原宮跡で撮りました。
大和三山に囲まれた場所にある広大な蓮池です。

仏教の世界観と、1500年近く前、実際に政治が行われていた場所という歴史の香りが混じったなんとも言えない空気感。

観に来る人々からも畏敬の念が感じられます。

どの山を背景にしたアングルだったかなぁ…

民家など人工的なものが映り込まないので、「藤原宮の時代そのままの風景が見られる」みたいなこと聞いた。

その風景を2021年に見るというロマン。素晴らしかったです。

私は、特にバラが花という花の中で一番好きでして。
春も秋も観に行きます。

真っ赤なふちどりに白い色のバラ。須磨離宮公園の英国庭園で撮影。

白とピンクのバラです。花びらの縁や中心がピンク色で愛らしい。須磨離宮公園で撮影。

中くらいの大きさの深紅のバラが群れになった写っている写真です。朝露でしっとりと瑞々しく輝いています。須磨離宮公園で撮影。

クリーム色がかった白い色のバラ。須磨離宮公園の英国庭園で撮影。

深紅で大輪のバラ。須磨離宮公園の英国庭園で撮影。朝露に濡れています。

白、黄色、赤の絞り柄のバラ。須磨離宮公園の英国庭園で撮影。著名な画家、ピサロの名を冠した個性的な種です。

毎回興奮が抑えきれず、写真も撮りまくります。
何なんでしょうね、理屈抜きにとらわれてしまうんです。

観に来ている人は女性が圧倒的に多い。

花々の美しさと香り、そして女性たちがバラを愛でるうっとりとしたエネルギー。

この三つが、美しい音楽のようにバラ園全体に充満している。

このときは朝一番に行ったので、朝露に濡れた花がまた良かった…

ついつい語ってしまいました(笑)

創作活動で目指したいイメージに関係あるものにたくさん触れよう

あなたが創作活動で目指したいイメージはどんなものですか。

そのイメージに近づけるためのヒントを話してみます。

華やかさだとしたら、花を見るのもいいし、華やかな女優さんの映画を観る。

ファッションをテーマにした美術館もいいですね。
華やかな音楽を聴くのも最高です。

クラシックで華やかっていうと、やっぱショパンやリストですかね。王道です。

水なら、川・海を実際に見に出かけるのもいい。

雨、雪、雲、氷、露、霞、霧など、水というもののあらゆる変態(Transformationの意味のほうね)を観察するのもいいでしょう。

濃い緑色の葉っぱに雨露がたくさんついている写真です。

それがテーマの音楽を聴くのもいい。

光なら、日光はもちろん、ネオンとかイルミネーションの類は色々見ておくといいでしょうね。

色々な光の質や強さを味わってみるのもいい。
家の照明を色々に変えてみるとかね。

光の強さによって、どんなことを感じるとか。
自分の心の動きを観察してみるのもいい。

何かの植物をモチーフにするなら、それを実際に育ててみる。

そして、そのエネルギーを感じてみる。
どんな作品になるかが、そこで決まります。

あなたの体験したもの全てが、魂に染み込みます。
あなたが感じたエネルギーが、心の奥底のフィルムに焼きつく。

そして作品に影響を与えると思います。

できるだけ、実際に見て感じて触れてみましょう。

テーマによっては、全く特別なものじゃない場合もあるかもしれません。

でも、日常何気なく背景のようにしか見ていなかったものも。

意識を向けた途端、初めての珍しいものを見たときのような斬新な発見を与えてくることがあるんです。

いや、新しい発見が見つからないわけがないでしょう。

私の表現者としての道のりはこんなんです

私は芸術家だと思ってます、自分のことを。
特に「具体的に何を創作してるんだ」と聞かれると、まだほとんどないです(笑)

でも、いいんです。

私が敬愛してやまない「芸術は爆発だ!」の岡本太郎氏。
「人間の生き方自体が芸術だ」と言ってます。

つまり、自分の人生を歩むこと自体も「つくる」活動と言っていいということになります。

いや、知らんけど。
勝手にそういうことと解釈しました。

強いていうと編み物で創作活動したいんですが…

作りたい形を作るのにも、基本はもちろん、既存の作品をたくさん編まないと分かるようにならない。

だから、今は練習です。
今までつくったのは、本を参考にしつつ編んだ練習作品(膝掛け)。

本に載っているモチーフ編みの方法を取り入れてつくった絵画的な作品です。左上から右下にかけて、初春の寒々とした空や梅の花、春の嵐を表す雷、ほころんでくる桜の花、やがて散り、新緑へと移っていく様を表現しました。

タイトルは「春雷」。

真ん中の黄色い線は雷です。
春先に何度となく起きる春の嵐を境に、だんだんと季節が変わる様子を表しました。

左側は初春の空の色や梅の花、そして右側は桜が咲き、散り、新緑になるようにモチーフを配置。

生きていたら色々つらいことがある

最初は重たく暗い雲に覆われた空も、春の嵐を越すたびに軽くなる。
風は暖かくなり、梅の花から桜へと様々な花が咲き始める。

それと同じで、私たちも試練を乗り越えるたびに明るくなり、成長していける

そう信じてがんばろう

そんな心情を表現した作品です。

まだまだ具体的な創作物はこれから。

でも絵画的な表現がしたいんですよね〜自然を通して、人間の一生を表現したいです。

人間も自然の一部。
共通している部分はとても多いので。

私はスピリチュアリストでもあり、チャネリングをやっています。

そのやりかたも、夢想癖ともともと好きだった文章が結びついて自動書記になった。

文章を書くとき、発するときにも、どこか言葉の意味とかよりも文章や行間に絵を乗せたいというか。

美術館にとても行きたくなってきました。
芸術の話は、やっぱり楽しいです。