エシカルアート作品#12 『無題』を彩色しました【画材:顔彩・ソフトパステル】

縁が連なった七宝文様、水の流れを表した流水文様、魚の鱗を表した鱗文様、椿文様、六角形と直線で描かれた麻の葉文様を墨で描き、それぞれエメラルドグリーンと山吹色、水色、赤と緑、赤、紫と藍色で彩色しました

エシカルアート(環境にやさしい画材で絵を描く)第12弾作品を彩色しました。

気づいたことをまとめておきたいと思います 。

彩色して気づいたこと

前日、墨で下絵を描いて
そのまま放置する予定でしたが…

今後のために、墨とパステル、墨と顔彩の
相性を見ておきたくて色を塗ってみることにしました。

結果はとても良かったです。

線を墨で描くと、
パステルの代表的な表現手法である「ぼかし」
を生かせる(自分の目指す表現ができる)と感じました。

また、墨の上から顔彩で色を塗ると
滲むのではないか…と心配していましたが
全く大丈夫でした。

しかも、黒い線がうまく
境界線になってくれて、
隣り合う色と色が混ざりにくい。

日本画の絵具の原料でできた顔彩、
日本の伝統文様、日本の風景を描くための
パステル、墨、和紙でつくる本のしおり、京都…

今までやってきたことや親しんできたこと、
自分のルーツが、点と点が線で繋がりそうだなぁ。

まだもう少し、あと一歩、何なのかはっきりわからないけど。

次は、分度器とコンパスを使って、
下絵をもう少しきちんと描きたいと思います。

下絵をきちんと描き、上から墨で描く。

そうすれば、整然とした伝統文様の良さと、
手書きのほのぼの感の両方を生かせるのではないかと期待しています。