
エシカルアート(環境にやさしい画材で絵を描く)第2弾作品を描きました。
タイトルや、作品に込めた思いをまとめました。
タイトルと作品に込めた思い
私の創作のテーマは「愛・孤独・哀しみ」です。
そこから、「涙の絵を描きたい」と思うようになりました。
そして今から10年くらい前、こんなことがありました。
当時は家族との関係において葛藤を抱えていた上に、
夫婦関係にも影が出てきていました。
自我が芽生えたのは30代になってから。
言いようのない怒りや哀しみが湧き出してきて、困惑していた時期でした。
当時習っていたクラシックピアノ。
発表会の曲にベートーヴェンの『悲愴』第2楽章を選びました。
初心者にしてはとても難易度の高い曲でしたが…
この『悲愴』を弾き続けるうちに
「ああ、悲しい時は思い切り悲しんでいいんだな」
と思いました。とても救われた。
私はまだ、人の心に影響を与えられる立場ではないです。
でも、それならまず自分に対して
「悲しい時は思い切り悲しんでいいんだよ」と
言い続けてあげようと思い、涙の絵を描いています。
悲しい時に泣ける場所があり、泣くことができると
「ああ、自分はこんなにがんばっていたんだな」
と認め、これまでの道のりを労うことができます。
実際、「涙を流すことはストレス解消になる」という研究結果もありますよね。
涙は心の慈雨。
今、ひととき自分にやさしく。そして明日また笑顔で。
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