
久しぶりの暖かい日
いつもより長く歩いてみた
どこからか
木の芽がひらいてきている匂いがする
いつからか
厳しい寒さがきて去るたびに春が近づいている
ふと足をとめると
アスファルトとフェンスのすきまから
小さな草が伸びていた
若草色の草、何かの花がこれから咲くのだろうか
今日は朝には今ひとつ
元気が出ない日だと思ったけれど
こうして歩いていると
色々な生き物たちの芽吹きや
太陽の光の変化を感じるごとに
それらから少しずつ力をもらって
カフェに着く頃には
日課をこなすだけの元気がチャージされていた
ありがとう、ありがとう
小さなことかもしれないけれど
これが幸せの見つけかたのひとつと
言えるかもしれないと思った